452 DMH17C形エンジン DMH17系エンジン(DMH17けいエンジン)とは、日本国有鉄道(国鉄)の気動車・ディーゼル機関車に搭載されていた直列8気筒、副室式ディーゼルエンジンである。 名称は、DMがディーゼルエンジンであること (Diesel Motor)、Hは8気筒であること(アルファベットの8番目)、17は総排気量が17リットルであることを表す。1951年(昭和26年)以降1960年代末まで、国鉄の気動車用標準ディーゼルエンジンの一つとしてこれを搭載した気動車が大量に製作され、日本全国で使用された。 基本設計は太平洋戦争前に行なわれていたもので、重量の割に出力は十分でなく、設計の古さから燃費や始動性も芳しくなかったが、このエンジンを基軸とした標準化が優先して推進されたことや、DMH17系に代わる軽量で高効率な大出力エンジンがなかなか実用化されなかったこともあり、このエンジンを搭載した気動車は、一般用から特急用に至るまで長期量産されることになり、同時期に新製された私鉄向け気動車にも搭載された。 匿名さん2021/11/20 21:581