巨人・菅野智之投手（２７）が、連敗ストッパーとして２０日の阪神戦（甲子園）に先発する。現在リーグトップの１５勝（５敗）、防御率１・７２と好調をキープしているエースは２週連続で猛虎打線との勝負に向けて「対策を練っていきます」と万全な態勢で挑む構えを示した。
　１４日の同カード（同）では初回に３５球を要するなど制球を乱して２失点したが、その後は踏ん張り７回６安打２失点でまとめた。打線が追いついたため、延長１２回引き分けに持ち込み黒星はつかず。試合後には「阪神戦はあと３試合ある。２位を目指してやっていきたいです」と上位進出への闘志を燃やしていた。ＣＳ本拠地開催を狙うため、大黒柱が先頭になって追撃態勢に弾みをつけたいところだ。
　２連続の中５日での登板へ、この日はＧ球場で短距離ダッシュなどで調整。チームは中日に連敗し、４位に後退した。これ以上負けられない戦いを前に「阪神も、僕が投げるし、ＣＳでもしかしたら当たる可能性があるので（菅野に）『嫌な印象を植え付けたい』と思ってくると思う。どこが相手でも負けられないです。直接対決とかはあまり関係ない。勝つしかないです」と言葉に力を込めた。