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四季-3
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秋の気配が漂いはじめました。
偽物の馬鹿スレには御注意ください。
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ツクツクボウシ
体長30mmほど。ヒグラシより小さく、緑と黒の模様がある。ヒノキ、クヌギ、カキ、アカメガシワなどいろいろな木に止まる。晩夏に多く発生し、宿題に追われる子どもたちのBGMとなる。オスは午後の日が傾き始めた頃から日没後くらいまで鳴くが、鳴き声は特徴的で、和名もこの鳴き声の聞きなしに由来する。鳴き声は「ジー……ツクツクツク……ボーシ! ツクツクボーシ!」と始まり、以後「ツクツクボーシ!」を十数回ほど繰り返し、「ウイヨース!」を数回、最後に「ジー……」と鳴き終わる。最初の「ボーシ!」が聞き取りやすいためか、図鑑によっては鳴き声を「オーシツクツク……」と逆に表記することもある。また、1匹のオスが鳴いている近くにまだオスがいた場合、それらのオスが鳴き声に呼応するように「ジー!」と繰り返し声を挙げる。合唱のようにも聞こえるが、これは他のオスの鳴き声を妨害しているという説がある。
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ミンミンゼミ
体長30-36mmほど。体つきが丸くて翅が長く、翅を含めた大きさはアブラゼミとほぼ変わらない。体は緑と黒のしま模様で翅は透明。東日本では平地の森林に生息するが、西日本ではやや標高が高い山地に生息する。和名通り「ミーンミンミンミンミー……」という鳴き声で知られる。
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エゾゼミ
体長65-68mmほどで、北海道では平地に生息し、東日本〜九州では山地に生息するクマゼミと同等の大型のセミ。
木の幹に逆さにとまる。鳴き声は「ギー……」と聞こえる。エゾゼミはマツ、スギなどからなる冷涼な針葉樹林に生息するが、近縁のコエゾゼミ、アカエゾゼミはブナ林に生息する。
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アブラゼミ
体長56-60mmほどで、クマゼミやエゾゼミよりやや小さい。
セミの翅は一般的に透明だが、本種は不透明な褐色をしている。いろいろな木に止まる。都市部の公園等にも多い。午後の日が傾きかけた時間帯によく鳴き、「ジジジジジ……」という鳴き声は夏の暑さを増幅するような響きがある。
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クマゼミ
体長60-70mmほどの大型のセミ。
体色は黒く、頭部と胸部が幅広い。おもに西日本の平地に分布するが、20世紀後半頃から東日本でも分布を広げている。地球温暖化の影響も考えられるが、人為的移入やヒートアイランド現象の影響も考えられ、単に温暖化が原因と断じることはできない。
朝や雨上がりの日差しが強くなる時間帯に腹をふるわせながら「シャンシャンシャンシャン……」と大声で鳴く。
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以上で「日本の蝉の種」についての発表を終了します。
次回は「蝉と人間との関係」についてです。
お楽しみに!
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ニイニイゼミ
体長20〜24mmで北海道から沖縄北部まで生息していて、他の蝉より若干早く鳴き始めます。
都市部でもよく見られ、桜の木に好んで集まり「チーーージーーーー」と繰り返し鳴きます。
鳴く時間帯:一日中鳴いていて夜でも街灯近くで鳴くことがあり、日中の暑い時間帯は鳴く数が少なくなります。
発生時期:6月下旬ごろ〜8月中旬ごろ
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ヒグラシ
体長はオス28〜38mmメス21〜25mmで、北海道南部から奄美大島までと日本全国に生息していますが、九州南部以南では標高の高い山に生息しています。
都市部では広葉樹でよく見ることができ、「キキキキ」「ケケケケ」「カナカナカナ」と聞こえるような鳴き方をします。
日暮れ後に鳴くイメージから和名「ヒグラシ」と名づけられました。
鳴く時間帯:日の出前、又は日の入り後の時間帯によく鳴きますが、涼しくなってくると日中でも鳴きます。
発生時期:6月下旬ごろ〜9月中旬ごろ
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