ダウン症者が長寿化 60歳以上がほぼ倍増
ひと昔前は成人まで生きられるかどうか、と言われていたダウン症のある人たち。
医療の進歩でいまや還暦超えも珍しくない。社会はどう支えていけばいいのか。
AERA 2024年11月4日号より。
* * *
「正直、両親は姉を施設に入れたとき、こんなに長く生きると思っていなかったと思います」
長崎県諫早市在住の古川佳世子さん(56)は、7歳から医療型障害児入所施設で暮らす姉の内田祐子(まさこ)さん(60)に寄り添う。
祐子さんは3年前に白内障、4年前には膀胱の手術を受けた。
「姉は『見えづらい』とか『痛い』などとうまく伝えることができない。白内障も、歩きづらい様子から周囲が気づいたんです」(佳世子さん)
父親は9年前に他界し、母親は今年10月に88歳で他界した。2人の弟と協力し、姉を支える。
医療の進歩でいまや還暦超えも珍しくない。社会はどう支えていけばいいのか。
AERA 2024年11月4日号より。
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「正直、両親は姉を施設に入れたとき、こんなに長く生きると思っていなかったと思います」
長崎県諫早市在住の古川佳世子さん(56)は、7歳から医療型障害児入所施設で暮らす姉の内田祐子(まさこ)さん(60)に寄り添う。
祐子さんは3年前に白内障、4年前には膀胱の手術を受けた。
「姉は『見えづらい』とか『痛い』などとうまく伝えることができない。白内障も、歩きづらい様子から周囲が気づいたんです」(佳世子さん)
父親は9年前に他界し、母親は今年10月に88歳で他界した。2人の弟と協力し、姉を支える。