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　代表就任後の「初陣」を終えた吉村氏にとって、党勢回復が急務だが、その前に「審判」が待っている。

　党規約に基づき、特別党員（議員や首長ら）が代表選を実施するかどうか判断する。24年10月の衆院選で議席を減らした後は、代表選が実施され、馬場伸幸前代表は責任をとって立候補しなかった。

　吉村氏は20日の記者会見で「🔻代表選をやるなら出ない。執行部にも入らない」と明言した。「内部で仲間割れしているような印象を与えるのは、僕は本当によくないと思う」とけん制した。

　吉村氏に近い地方議員も「この状況で代表選を望む特別党員はいないだろう。いるとしたら旧執行部のメンバーだ」と語気を強めた。

維新・吉村代表「やり遂げたい」きょう行われる“代表選の是非問う投票”を前に…「副首都構想」実現に改めて意欲　維新では前原共同代表ら幹部４人が辞意表明
2025/08/07

　日本維新の会の吉村洋文代表は、８月７日に行われる代表選の是非を問う投票を前に、公約実現への意欲を改めて示しました。

　今回の参院選で獲得議席（選挙区と比例代表）が７に留まった日本維新の会をめぐっては、前原誠司共同代表ら幹部４人が５日、辞意を表明しました。

　一方、吉村代表については維新の所属議員らが７日、代表選挙をするかどうかの投票を行う予定ですが、代表選が実施された場合、吉村代表は立候補しない>>10と表明しています。

　そんな中、これまで掲げてきた「社会保障改革」の必要性について述べたうえで、「副首都構想」の実現についても改めて意欲を示しました。

　（日本維新の会　吉村洋文代表）「これは非常に大きな改革になりますが、やり遂げたいと、そう考えています」

　一方、新たな共同代表を決める選挙は８日に行われる予定です。

維新、代表選可否決定へ　見送りなら吉村氏続投―共同代表に藤田氏ら名乗り
2025年08月07日

　日本維新の会は７日、参院選の不振を踏まえ、代表選を実施するかどうかを決める。見送りの場合、吉村洋文代表（大阪府知事）の続投>>10が決まる。辞任を表明した前原誠司共同代表の後任>>54を選ぶ選挙も同日告示され、藤田文武前幹事長、松沢成文参院議員、斉木武志衆院議員が立候補を届け出た。８日に投開票される。

　維新は新執行部の下で党勢回復を図る。党内の亀裂を修復し、「挙党体制」（吉村氏）を構築できるかが焦点だ。

　維新の規約は国政選挙・統一地方選挙後に代表選を行うか否かを決めると定める。これに基づき、党所属の国会議員、地方議員、首長ら８４２人による電子投票が７日昼までの３日間、実施された。同日夕に大阪市で開かれる常任役員会で開票される。

日本維新の会・吉村代表の続投決まる…執行部一新、副首都構想の実現に「一致団結する」
2025/08/07

　日本維新の会は７日、党代表選を実施するかどうかを所属議員らに問う投票の結果、代表選は不要との意見が多数となり、吉村代表（大阪府知事）の続投が決まったと発表した。前原誠司共同代表が兼ねる国会議員団代表の後任を選ぶ８日の選挙には、藤田文武・前幹事長ら３人が立候補を届け出た。藤田氏の勝利が確実な情勢となっている。

　吉村氏は再任が決まった後、大阪市内の党本部で記者団に「社会保険料を下げる改革と副首都の２本柱を軸に公約を実行する政党でありたい」と強調した。参院選公約で掲げた社会保障改革や首都機能を代替する「副首都構想」の実現に向け、「一致団結する」と決意を語った。

　維新は党規約で、国政選挙や統一地方選後、４５日以内に党代表選を実施するかどうかを所属議員らの投票で決めると定める。今回の投票資格者は８４２人で、電子投票の結果、実施に反対が５２１票と、賛成の９３票を大きく上回った。党代表選になれば不出馬を表明していた吉村氏が「信任」>>10を受けた格好だ。投票率は約７３・３％だった。