088 新しい100年へ―共産党がめざすもの 政民東京会議 志位委員長が講演 🟥しんぶん赤旗 2023年10月12日(木) 日本共産党の志位和夫委員長は11日、国会内で開かれた時局心話会主催の「政民東京会議」で、「新しい100年へ――日本共産党がめざすもの」をテーマに講演し、岸田政権のもとでの政治の閉塞状況の中、内政でも外交でも“希望を届ける”党の政策や100年の党史などを縦横に語りました。>>67 ◆『新しい100年へーー日本共産党がめざすもの』2023.10.11 匿名さん2023/10/12 12:178
097 日本共産党はやはり非武装政策 古森義久 2023.10.14 06:40 日本共産党は日本防衛の政策については、やはり究極的には非武装を求めることが改めて確認された。私自身が10月11日、日本共産党幹部会委員長の志位和夫氏に質問をして、明快な回答を得た。日米同盟に反対、自衛隊にも反対、では後はどうするのか、と問うと、志位委員長は「日本独自の防衛組織は持たない」という趣旨を述べたのだった。 独立国家が自国への軍事力での攻撃や威嚇に対して自衛する手段をまったく持たない。こんな主権国家はこの世界には存在しない。外部からの侵略や脅しに自国を守ることをしないとなれば、残された道は、外国への屈服、つまり降伏だけである。日本共産党は公党として世界でも例のない異端の政策を掲げているのだ。 >>88 志位和夫氏は同11日、国会の衆議院第一議員会館の会議室で講演をした。講演企画企業の時局心和会の主催だった。経済界、政界、メディアなどの関係者が50人ほど集まってのこの会合で志位委員長は1時間ほど講演し、残りの30分ほどを質疑応答にあてた。 匿名さん2023/10/14 20:319
098 >>97>>88 同委員長は講演ではまず日本共産党がまとめた「経済再生プラン」について語り、続いて外交や安保について同党の政策を説明した。 ワシントンから東京に戻ってまもない私自身は日本共産党の外交・安保政策に関心を抱いていたので、熱心に志位委員長の明快な語調での話を聴いた。 同委員長はまず岸田政権の防衛政策について「不必要な大軍拡」だと非難し、アメリカの防衛政策に対しても「一方的に緊張を高める危険な軍事戦略」だと批判した。そして外交による平和実現の努力への重要性をもっぱら説いたのだった。 ただし、この説明では日本やアメリカがいまなぜ防衛力を強化するのか、の原因の指摘がまったく欠けていた。日本やアメリカが防衛増強へと動くのはいうまでもなく、中国の軍事大膨張、北朝鮮の核兵器・ミサイルの挑発的な大増強への反応である。自国、自陣営に迫る明確な軍事脅威があるからこそ、防衛力をふだんよりは強くして、相手の侵略や攻撃を抑える。つまり抑止の戦略である。 ところが志位委員長はこの「原因」にまったく触れないのだ。 匿名さん2023/10/14 22:09
099 >>97>>88 日本の安全保障を語りながら、中国と北朝鮮の動向にまったく触れないというのは、なんとも奇異である。志位委員長は日本の安全保障政策として、以下の骨子を述べたのだった。 ・アメリカの軍拡に従うことは危険だから、日本は日米安全保障条約を破棄し、日米同盟を解消する。 ・自衛隊も厳密には「戦力」であり、️⭕️憲法違反だから、やがては解消する。ただし日本にとっての安全保障環境が完全に平和となる時期までは存続させる。 ・日本の防衛政策としての️⭕️抑止にも反対する。抑止は相互の恐怖に依存しており、危険きわまる概念だといえる。 ・日本国憲法は戦力や交戦権を否定した9条が最重要であり、この憲法を大切に守る。日本が戦争や戦死者を出さないできたのは、ひとえにこの️⭕️憲法9条のお陰だ。 ・日本は東南アジア諸国連合(ASEAN)の平和保持の方式を学ぶべきだ。ASEAN諸国はアメリカにも中国にも偏らない対外政策をとって、平和を保ってきた。 匿名さん2023/10/15 06:07
101 >>97>>88 こうした趣旨の志位委員長の講演に対して、私はまず質問の冒頭でこちらの意見として、日本やアメリカの最近の防衛力増強はあくまで中国や北朝鮮、さらにはロシアの軍拡、軍事力行使の実例、その結果としての自国、自陣営への脅威の増大に対応した動きであることを指摘した。なにもないところに日本やアメリカが急速に、一方的なに取り始めた防衛強化策ではなく、あくまで中国や北朝鮮の行動を原因とする結果だと、説明した。 東南アジア諸国についても、その中核のベトナムやフィリピンは中国の軍事力行使の犠牲となり、今後の抑止のためにアメリカへの依存や接近を強めている現実を指摘した。中国に対して穏健な態度をとるかのようにみえるのは、東南アジア諸国側が️⭕️独自の軍事力がまったく弱小だからといえるのだ。 そのうえで私は志位委員長に二つの具体的な質問をした。 第一は尖閣諸島に中国が軍事攻撃をかけてきた際に日本共産党はどんな対応をするのか、だった。 第二は、日米同盟をなくし、自衛隊をなくした後の日本はなんらかの独自の防衛組織を持つのか、という問いだった。 匿名さん2023/10/15 09:321
105 >>97>>88 志位委員長は多くの言葉を費やし、尖閣諸島があくまで日本の固有の領土であり、中国側の領有権主張は不当だと説明した。この点はきわめて常識的、良識的な答えだった。さらに実際に中国の軍事攻撃があった場合、日本側にはまだ自衛隊が残っているから、それが️⭕️反撃に出るだろう、という趣旨を遠回しな表現で示唆した。 志位氏は私の第二の質問に対しては、国際的に平和な環境の条件が整うまでは自衛隊はなくさないという趣旨を角度を変えて、何度も語った。ところが私が最後に「しかしついに自衛隊をなくしたという後には、日本独自の防衛組織は持たないということですね」と念を押すと、志位委員長は「持たない」と明確に答えたのだった。 この点での志位氏の主張は明快であり、論理に沿っていた。その前に先立つ説明で、憲法9条は戦力の保持を禁止しているから、明らかに戦力に匹敵する自衛隊も本来、禁止された存在なのだ、という趣旨を強調していたのだ。憲法9条の保持となれば、自衛隊はあってはならない存在になるとする主張だった。 匿名さん2023/10/15 19:061
107 >>97>>88 この点、日本共産党の最近の主張は「自衛隊はすぐにはなくさない」とか「自衛隊は日本の周囲が真に平和にならない限り保持する」という表現が多い。自衛隊の存続を容認するかにもひびく言辞である。だが厳密には、そして正確には日本共産党はいまの️⭕️自衛隊を違憲とみなし、究極的には廃止とし、その後には防衛組織は保持しない、という政策なのである。つまり日本共産党は日本の非武装政策を掲げているのである。 このような思考を志位委員長は率直に語ったのだった。なお私が日本共産党が中国共産党に対して、日本への干渉を跳ね返すような形で関係を断絶した過去の独自路線の実績を前向きに指摘すると、志位委員長は「そうです。毛沢東主席が日本国内での武力闘争を始めろと要求したことに対して、断固と反対したのです」と顔をほころばせた光景は印象に残った。 匿名さん2023/10/16 11:101
205 >>203 その上で「経済政策の根本的な切り替えが必要だ」として日本共産党の「経済再生プラン」>>1を紹介。(1)最低賃金の抜本的引き上げ(2)非正規ワーカーの待遇の抜本的改善(3)消費税減税(4)年金引き上げ(5)教育費負担の抜本的軽減―の内容を詳しく訴えました。志位氏は「財界中心の政治のゆがみを大もとから変える党、企業・団体献金をもらっていない党を伸ばすことが暮らしを良くする一番の力になる」と訴えました。 志位氏は来年度予算・概算要求の軍事費が米軍再編費を含めると8兆円にもなると告発。「わずか2年間で2・5兆円もの増加だ。このままでは『軍事が暮らしを押しつぶす』ことになる」と強く告発。「2・5兆円があれば、大学学費半減、高校完全無償化、学校給食無償化を全部やっておつりがくる。軍事費より子どもたちに大事な税金を使え」と主張しました。 >>88大軍拡の理由として政府は「日米同盟の抑止力の強化」を主張していますが、志位氏は「抑止とは恐怖によって相手を思いとどまらせることであり、恐怖対恐怖、軍事対軍事の悪循環におちいる」とズバリ。「抑止力で平和を守るというのは幻想だ」と指摘しました。 匿名さん2023/11/05 07:59
206 >>203>>88 志位氏は、「恐怖ではなく安心を与える憲法9条を生かした平和外交こそ必要だ」と説き、徹底した対話によって平和の地域共同体をつくっているASEAN(東南アジア諸国連合)の取り組みを紹介。日本、米国、中国も参加する「東アジアサミット」を強化し、東アジア全体をASEANのような平和の共同体にする、「ASEANインド太平洋構想」(AOIP)を推進する日本共産党の「外交ビジョン」を示し、「ここにこそ平和への希望があります」と力説しました。 最後に、暮らしでも平和でも希望を持てる日本をどう実現するのかと述べ、野党共闘の再構築と日本共産党の躍進という「二つのカギ」があると指摘。市民と野党の共闘の再構築の必要性を説くとともに、「暮らしでも平和でも、米国言いなり・財界中心の政治のゆがみに根本から切り込み、希望ある道を指し示す日本共産党を伸ばすことが、新しい日本をつくる一番の力になります。この️⭕️南関東から伸ばしに伸ばしてください」とよびかけました。 匿名さん2023/11/05 08:46