
>>410
国民民主・山田吉彦氏、政府の海底ケーブル防護に警鐘 「だれが責任持って対処するのか」 小泉進次郎防衛相に主体的役割を要求
2025/12/4
国民民主党の山田吉彦参院議員は、海底ケーブルの防衛態勢に不安を示し、政府に責任の所在を明確にするよう求めました。政府は関係機関との連携を強調しましたが、具体策には触れませんでした。山田氏は2025年参院選で初当選しています。
国民民主党の山田吉彦参院議員が12月4日の参院外交防衛委員会で、バルト海や台湾周辺海域で起きている海底ケーブルの切断・破損を取り上げ、海底ケーブルや陸上の通信網に接続する陸揚げ局の防衛態勢について「非常に不安」「だれが責任を持って対処するのか、責任機関が不明確」と訴え、小泉進次郎防衛相に主体的な役割を担うよう求めた。
海底ケーブルは国の安全や経済を支える基幹インフラで、台湾周辺では近年、中国人が乗船した船による海底ケーブルの破損が相次いでいるほか、バルト海でも海底ケーブルの切断が起きている。
国民民主・山田吉彦氏、政府の海底ケーブル防護に警鐘 「だれが責任持って対処するのか」 小泉進次郎防衛相に主体的役割を要求
2025/12/4
国民民主党の山田吉彦参院議員は、海底ケーブルの防衛態勢に不安を示し、政府に責任の所在を明確にするよう求めました。政府は関係機関との連携を強調しましたが、具体策には触れませんでした。山田氏は2025年参院選で初当選しています。
国民民主党の山田吉彦参院議員が12月4日の参院外交防衛委員会で、バルト海や台湾周辺海域で起きている海底ケーブルの切断・破損を取り上げ、海底ケーブルや陸上の通信網に接続する陸揚げ局の防衛態勢について「非常に不安」「だれが責任を持って対処するのか、責任機関が不明確」と訴え、小泉進次郎防衛相に主体的な役割を担うよう求めた。
海底ケーブルは国の安全や経済を支える基幹インフラで、台湾周辺では近年、中国人が乗船した船による海底ケーブルの破損が相次いでいるほか、バルト海でも海底ケーブルの切断が起きている。
501 への返信コメント(2件)

>>501
海洋安全保障の専門家である山田氏はこの日の外交防衛委で「世界には約450本の海底ケーブルがあり、日本には22本ほど敷設されている」などと海底ケーブルが持つ重要性を指摘し、日本の海底ケーブルや陸揚げ局の監視・防衛態勢について政府側の見解を尋ねた。
内閣官房の政府参考人は「海底ケーブルの防護は、海底ケーブルを管理する通信事業者で海底ケーブルの状況の常時監視、陸揚げ局の警備、障害発生時の態勢構築などの取り組みが行われている。政府でも不審情報を含めて海底ケーブルや陸揚げ局の状況を共有する態勢を構築し、平素からのわが国周辺海域の警戒監視の実施、陸揚げ局の警備支援や、海底ケーブルの多ルート化や陸揚げ局の分散化への支援、国際連携の強化など、関係省庁が連携して海底ケーブルの防護に必要な取り組みを実施している」と説明した。
これに山田氏は「今の答えのところが、私が非常に不安に感じているところだ」と強調。「『各省庁の協力』という言葉だけで、だれが責任を持って対処するのか。🔻明確に責任がどこに、警備の責任はどこにあるのか。
海洋安全保障の専門家である山田氏はこの日の外交防衛委で「世界には約450本の海底ケーブルがあり、日本には22本ほど敷設されている」などと海底ケーブルが持つ重要性を指摘し、日本の海底ケーブルや陸揚げ局の監視・防衛態勢について政府側の見解を尋ねた。
内閣官房の政府参考人は「海底ケーブルの防護は、海底ケーブルを管理する通信事業者で海底ケーブルの状況の常時監視、陸揚げ局の警備、障害発生時の態勢構築などの取り組みが行われている。政府でも不審情報を含めて海底ケーブルや陸揚げ局の状況を共有する態勢を構築し、平素からのわが国周辺海域の警戒監視の実施、陸揚げ局の警備支援や、海底ケーブルの多ルート化や陸揚げ局の分散化への支援、国際連携の強化など、関係省庁が連携して海底ケーブルの防護に必要な取り組みを実施している」と説明した。
これに山田氏は「今の答えのところが、私が非常に不安に感じているところだ」と強調。「『各省庁の協力』という言葉だけで、だれが責任を持って対処するのか。🔻明確に責任がどこに、警備の責任はどこにあるのか。

>>501
海底ケーブルを監視するといっても、これは切られた後に初めて分かるということになってしまう。責任機関が不明確だ。現状での責任はどこにあるのか」と問いただした。
政府参考人は「それぞれ役割があり、通信事業者の監督は総務省、平素からのわが国の周辺海域の警戒監視は海上保安庁や防衛省、陸揚げ局の警備支援は警察、国際連携は外務省などが行い、さまざまな省庁が関係する。一つの省庁で対応することではなく、関係省庁が連携して必要な取り組みを実施することが適切だ」と答弁するにとどまり、明確な責任の所在は明らかにならなかった。
山田氏は「海底ケーブルは防衛上、インテリジェンスの観点で極めて重要だ。防衛相が中心となって国家の防衛の観点から海底ケーブルを防衛する仕組みづくりを考えていただきたい」と小泉氏に答弁を求めた。
小泉氏は「防衛省を中心にという提案はわれわれに対する評価だということでありがたく思いを受け止める」と謝意を示し、「さまざまな関係省庁や民間との連携が不可欠だ。事態の推移に応じて関係機関と連携して必要な措置を講じ対応に万全を期す」などと述べるにとどめ、踏み込んだ言及は避けた。
海底ケーブルを監視するといっても、これは切られた後に初めて分かるということになってしまう。責任機関が不明確だ。現状での責任はどこにあるのか」と問いただした。
政府参考人は「それぞれ役割があり、通信事業者の監督は総務省、平素からのわが国の周辺海域の警戒監視は海上保安庁や防衛省、陸揚げ局の警備支援は警察、国際連携は外務省などが行い、さまざまな省庁が関係する。一つの省庁で対応することではなく、関係省庁が連携して必要な取り組みを実施することが適切だ」と答弁するにとどまり、明確な責任の所在は明らかにならなかった。
山田氏は「海底ケーブルは防衛上、インテリジェンスの観点で極めて重要だ。防衛相が中心となって国家の防衛の観点から海底ケーブルを防衛する仕組みづくりを考えていただきたい」と小泉氏に答弁を求めた。
小泉氏は「防衛省を中心にという提案はわれわれに対する評価だということでありがたく思いを受け止める」と謝意を示し、「さまざまな関係省庁や民間との連携が不可欠だ。事態の推移に応じて関係機関と連携して必要な措置を講じ対応に万全を期す」などと述べるにとどめ、踏み込んだ言及は避けた。
