638 メタバース(仮想空間)で不登校児支援 2023年8月3日 金子所長(左端)から説明を受ける市議会公明党議員会 不登校の児童生徒に、安心して過ごせる心の居場所と学びの機会を提供するため、宇都宮市は本年度から、インターネット上の仮想空間「メタバース」で学習支援や心のケアを実施する「デジタル適応支援教室(通称・U@りんくす)」を開設している。不登校児がアバター(分身キャラクター)を介し、社会とのつながりを確保できるよう、オンラインでの学習支援や相談、体験活動など多彩なプログラムを用意している。 「U@りんくす」の参加対象は、学校内の別室登校や適応支援教室などに通うことができない不登校の児童生徒。支援内容に@学びの機会の保障A心とつながりのサポートB将来の社会的自立――の3点を掲げ、ICT(情報通信技術)支援員やスクールカウンセラーを含む職員5人で対応する。 児童生徒一人一人に「AI(人工知能)型学習ドリル」で最適な学びを提供するほか、動画コンテンツから専任教員が適切な教材を提案し、学習計画を立てるのをサポートしてくれる。 匿名さん2023/08/06 10:091
639 >>638 また、アバターでホームルームに参加することで、児童生徒同士の交流を促すほか、オンラインを通じて知り合った児童生徒が現実世界で交流できるイベントも開催している。 さらに、スクールカウンセラーが心のケアや自信の回復をサポート。農家や民間企業で働く人らの仕事の様子をライブ配信したり、陶芸や書道、プログラミングなどの「オンライン体験活動」、大学・専門学校と連携し、将来のキャリア形成につながるプログラムにも力を入れている。 市の調査によると、市内の児童生徒の不登校者は2021年度で1126人となり、9年連続の増加。このうち約300人が、全く学校に行けない状況にある。学校や社会との接点が希薄な不登校の児童生徒に対し、学びの機会をいかに提供するかが課題となっていた。 市議会公明党議員会(金沢力会長)は議会質問などを通じて、不登校児の学びの機会確保を強力に推進。成島隆裕議員が昨年12月定例会で、菅野大造議員が今年6月定例会で、それぞれ訴えていた。 匿名さん2023/08/06 23:52