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ただ公明党としても自民党現職がいる地域を押しのけてまで擁立するのは憚られる。空白区とされる菅直人元首相の地盤・武蔵野市などの東京18区や府中市などの東京30区なども候補に挙がったが公明党支持層が弱い。
2月中に公明党支持層が比較的厚い練馬区東部の東京28区に照準を合わせた。
これに先立つ1月25日、公明党は予告通り東京29区への岡本擁立を発表。公明党は発表を茂木や森山には連絡したが東京都連への根回しが不十分なままで、都連関係者は「12区で応援していた自民党の人を見捨てるのか」と反発した。
2月27日。原田から選挙実務を一任されている副会長の佐藤浩は、キャピトル東急に茂木、森山を呼び出した。
埼玉14区(草加、八潮、三郷市)に幹事長の石井啓一、
愛知16区(犬山、江南、小牧、北名古屋の4市、西春日井、丹羽の2郡)に政調会長代理の伊藤渉を近く公認発表することと、
東京28区、千葉14区(習志野市、船橋市東部)でも擁立したい旨を伝えた。
「原田会長の意向でもあり、学会の総意です」と付け加え、譲る意思がない姿勢を強調した。予告通り3月9日に石井と伊藤の公認を発表した。