653 >>612 国民・玉木氏「首相には具体策がない」連合大会発言詳報 2023/10/5 15:27 国民民主党の玉木雄一郎代表は5日、連合が東京都内のホテルで開いた定期大会に出席した。玉木氏はあいさつで、岸田文雄首相が掲げる経済政策に対し「方向性として正しい」との評価を示しつつ、「具体策がない」と批判した。党独自の経済対策をまとめ、週内にも政府に提言する考えを示した。発言の詳報は次の通り。 ◇ 連合の定期大会の開催、誠におめでとうございます。さきほどから岸田文雄首相も、そして立憲民主党の泉健太代表もおっしゃっている通り、持続的賃上げ、このことに全力を傾けていかなければいけないと思っています。 連合の芳野友子会長が昨年以来「新たなステージ」という言葉をよくお使いになっていると私は思っているんですが、私もこれが大切だと思っています。 首相からも、くしくも「30年ぶりの新しい経済」「新しいステージに移行できるかどうか」「新しいチャンスにしていこう」という話がありましたが、本当にやってもらいたいと思います。 匿名さん2023/10/05 22:354
654 >>653>>612 この30年間の実質賃金低下のトレンドを変えられるかどうか。日本の今後を決める大きな岐路に立っていると思っています。その中で、連合の、労働組合の果たす役割は極めて大きいと私は思っています。 米国の財務省がリポートを出しました。「労働組合がある場合は賃金が10%から15%増える」と、そういう具体的な報告が出ましたし、「労働組合の組織率が上がれば上がるほど社会の格差が縮まっていく」と。 私は日本でも同じだと思っています。「新しいステージ」に移行するにあたって、連合そして労働組合の皆さんの果たす役割は極めて重要だと思っておりますので、ぜひ組織の拡大も含めて、ますます発展されることをご祈念申し上げたい。そしてまたご期待を申し上げたいと思います。 その上で、われわれ政治の役割も極めて重要だと思っています。30年間、給料が上がらない、賃金の上がらない社会・経済を作ってきた。その大きな責任はわれわれにもあると思っています。もちろん、労使の関係、極めて賃金の決定においては重要ですけれども、それを支える経済状況を生み出せなかったことは政治の責任でもあります。 匿名さん2023/10/05 23:20
655 >>653>>612 首相はさきほど、いろいろなあいさつをされていましたが、具体策がありません。方向性として私は正しいと思いますが、その具体的な弾込めをどうしていけるのか。今月末に対策をまとめるということをおっしゃっていましたが、その対策をより具体的でまともなものにしてもらうためにも、われわれとしても、早ければ今週、経済対策をまとめて、これを首相にも政府にも提言していきたい、そう思っています。 ポイントは2つです。 今、全国を回ると「大企業はいいけども、中小企業では賃金なんてなかなか上げられないんだよ」という声は聞きます。持続的な賃上げ、その流れを中小企業、小規模事業者、そして非正規の方々にも広げていけるかどうかはこれからが勝負だと思っています。 中小の経営者の皆さんもおっしゃっている。「これだけガソリン代が高い、電気代が高いと、うちの従業員頑張ってるけど、なかなか原資もないんだ」と。であれば、さらにガソリン代を引き下げる。電気代を引き下げる。ここは政策の出番だと思っています。 匿名さん2023/10/06 12:03
656 >>653>>612 もう一段のエネルギー高騰対策をやって、来年度、4%前後の継続的な名目賃金上昇率が実現できるように、われわれ政治としてもしっかりとした下支えを経済の側面から行っていきたいと思っています。 もう一つは、さきほど首相がおっしゃった「年収の壁」の問題を解決しないと、せっかく賃上げしたのに所得が増えないという問題がある。 加えて問題なのは、いわゆる「ブラケット・クリープ」です。 何かというと、皆さんの賃金が上がって所得が上がると、だいたい日本も含めてどの国も累進課税になってますから、これまで非課税だった人が5%の最低税率が所得税でかかるようになる。より高い所得税の税率がかかるゾーンに移行していきます。これある意味いいことなんですが、その結果、賃金や所得の上昇率以上に、所得税、とりわけ源泉所得税の増加率が高くなって、国はウハウハです。ただ、せっかく賃金が上がったのに手取りが増えない、その豊かさを実感できないということが、日本のみならず世界で起きています。 匿名さん2023/10/06 12:17
657 >>653>>612 賃上げの実現に合わせて、賃上げの実感を働く人や生活者が感じていただけるような減税。とりわけ所得税の減税を今こそやるべきだと思います。そのことが消費を下支えして、またそれが新たな企業にとっては売り上げを生み出し、また次なる賃金やボーナスのアップにつながっていく。まさに持続的な賃上げにつながる大きな後押しにもなると思っています。 こうしたガソリンをはじめとしたエネルギー価格を引き下げる対策、そして、所得税を中心とした家計の減税。こういったものをまとめたパッケージを、ぜひすみやかに政府にも提言をしていき、この賃上げの流れを確実にするために頑張ってまいりたいと思っております。 これからも連合の皆さんとしっかりと力を合わせ、心を合わせて取り組んでまいりたいと思っておりますので、引き続きのご指導ご鞭撻、たまわりますことをお願い申し上げまして、定期大会にあたっての激励と団結のあいさつに代えたいと思います。 匿名さん2023/10/06 15:33