850 >>844 これは負担と給付の関係が不透明だったので、1999年に健保組合が不払い運動を起こした。その結果、2002年に1割負担になり、2008年に後期高齢者医療制度が独立し、健保組合からの支援金が明確になった。(同記事より。) 簡潔明瞭な経緯の説明だ。ただ、「一時的な人気取りのはずが、その後30年もの間、実質無料策が続いたのはなぜか」がよくわからない。そこで厚労省サイトを確認すると、図のような資料があった。 ■高齢者医療制度の歩み(厚労省の説明) 要するに、 『命を預かる医療』という大義名分の前では政治的なリーダーシップが機能せず、『医療費ブラックボックスの拡大』という医療費高騰の仕組みが残存し、保険料を粛々と支払う現役世代がその代償を背負い負担増に耐え続けて今に至った。 このように理解しても事実からそう遠くはないだろう。また別の角度から見ると「誰でもいつかは高齢者になるのだから(=お前も高齢者優遇をいつかは享受する側になるから)許容せよ」というロジックの前に沈黙してきたのが現在の姿である。 匿名さん2023/11/06 08:39